《王室近衛隊》

第1話 Be traced

イシュタルの王室美術館から盗まれたままの「人魚の足」。しかし、それ自体が実は王室誤認による国宝のまがい物。表沙汰になる前に「人魚の足」を取り戻す任務を帯びたL/Rは、その持主と目されるフロイト教授に接近。最後の作戦行動に出るために、雨中の飛行船に潜入する。

第2話 A taste of secret

全世界の諜報部要人を集めイシュタルで開催される会議を狙って、犯罪組織ホーネットが要人暗殺計画を企てている情報を得た王室近衛隊。諜報員モリヤをして組織へ偽情報を掴ませ、そこで一気に組織壊滅の作戦行動にでようと画策したのだが、直前になって情報が偽であることを敵に見ぬかれてしまった！更に、そのモリヤまでが拉致されてしまう。

第3話 A girl goes to city

行方不明のイシュタル次期王位継承者を探す王室は、発見者に懸賞金を懸けた。しかし、現れるのは懸賞金目当ての偽王女ばかり。そんな折、L/Rの住まうクラウドハウスへ、王室近衛隊の最高責任者・カミール女史がある少女を送り届けて欲しいとやってくる。しぶしぶと任務を受けたL/Rは、執拗に追ってくるマスコミの取材攻撃をかわしながら少女を連れて列車に乗るが・・・。

第4話 Sweet enemies in the same desert

全世界に指名手配されている狙撃屋―グレイ・F・ストラトスがイシュタルに潜入した。“慟哭の銃弾”と呼ばれる煙草大の銃弾を使用し、如何なる状況下でも100％確実に依頼をこなす必殺の狙撃屋グレイ。L/Rはグレイの狙撃計画を阻止するとともに、彼を捕獲し当局へ引き渡す任務を与えられる。だが、狙いが王室主催の晩餐会出席者にあること以外、肝心のターゲットは分からないまま。そして更に、暗躍するもうひとつの存在がL/Rを襲う！

第5話 Tear drop

イシュタル市内で謎の連続爆破事件が発生。その直後「アンジェ」と名乗る正体不明の犯人から、爆破予告状が届く。しかし、爆破の時間場所は童謡の歌詞をもじった謎かけの中。王室近衛隊カミールから指令を受け、予告状が届いたDTI情報管理局へと赴くL/R。そこで出会ったDTI専属の女性エージェントは、ジャックの元パートナーであった。

第6話 Lost recognition

連続爆破犯「アンジェ」を追うL/Rは、残された童謡の歌詞を手がかりにアイボリ島へと向う。一方、王室では15年王女の正体を掴んだ摂政ランドが、王女を捕獲せんとエージェントを送りこむ準備を進めていた。王室とDTIによるアイボリストン採掘島であるその島で、L/Rは嘗ての少女ノエルと再会。そこで彼女の世話をしている島の老人・ダグから驚きの事実を聞く。

第7話 Ivory

真の15年王女であることが明かとなったノエルは、アイボリから王室へ来てからの2週間、王宮から一歩も外へ出られずにいた。それはアイボリ島の一件で、「ノエル＝アンジェ」と嫌疑を抱いたL/Rによる進言によるものであった。一方、オペレーション・アンジェを継続中のL/Rに、カミールから新たな指令が下る。それは王室近衛隊の要職にありながら私的に金品を横領している、暗号名「D」と呼ばれる人物の正体をつき止めることであった。

第8話 Out of phase

DTIドームのこけら落しとして、イシュタル初のベースボールが開催される中、ロウはオフィス街にある超高層ツインタワーを繋ぐゴンドラの故障により、上空に宙吊り状態となっていた。DTI社員とその彼女、ゴンドラ整備員である少年、そして糖尿病を患った老人と共に・・・。地上高くにある密室に閉じ込められたなか、老人の発作は刻々と進行していく。ロウは発着場へ駆けつけたジャックとの間で決死の脱出を試みる。

第9話 Suspended game

DTI社長・テイラーと密会していたミスターに、カミールは激しい詰問を浴びせる。そしらぬ振りをするミスター。しかし、その話を聞いたジャックは激しく動揺していた。一方、ロウはノエルと会った帰宅途中、共にゴンドラ内に閉じ込められたアイボリの少年・ロッキーと再会していた頃、“連続爆破犯・アンジェ”が最後の反抗に出ようとしていた。

第10話 The discard

ノエルの王位継承認定式はすぐそこに近づいていた。しかし、ミスター、そしてジャックまでがクラウドハウスから消え、雲散霧消状態のクラウド7。カミールからの呼出しで、お披露目式の衣装合わせを行うノエルの警護についていたロウへ「ノエルを預かった」と告げる不気味な声とともに、ジュード・マクマナスと名乗る謎の人物がロウへ戦いを挑んでくる！

第11話 Tug of war

王位継承認定式当日。ノエルの周囲には常にDTIのフロストをはじめとするエージェントたちが付き従う。しかし、そこにクラウド7―ジャックはおろか、ロウの姿さえなかった。ノエルが15歳を迎える瞬間は刻々と近づく。ミスターの思惑が見えないままのカミールに“コードネーム・慟哭の銃弾＝グレイ・F・ストラトス”が入国したとの情報が入る。15年の鐘音が“願いのとき”を告げた瞬間に、一体何が起るのか！

第12話 A DAY IN THE LIFE

全世界がそこで起きた事実に目を、耳を奪われた。荘厳な鐘の音とともに15歳のノエルが導く。ロウを、ジャックを、そしてミスターたちを―。全ての群像がそこに終結し、そこには「二人」が居る―。

第13話 Two of us