《向著小小的花蕾的深處……》

その美少女は……無口で無邪気……

時折醸し出す大人びた雰囲気は……小悪魔と囁かれる艶やかさ……

その瞳に見つめられると……思わず抱きしめ荒々しく襲いたくなる程に蠱惑的である……

そんな彼女のシングルマザー・由香里。

未来のために全てを抛つような彼女は、彼氏はおらず仕事一筋なやり手のキャリアウーマン。

それなりの地位を手に入れ今の生活を掴み取れたのも未来のためであったからである……

その過保護と言えるほどの愛情を未来に注ぐ彼女にとっての悩みの種は……毎夜激しい女の嬌声を響かせる隣人・悟の存在。

だらしない男を地で行くような悟に……未来の教育上よろしくない状況を止めさせるべく、怒鳴り込んでいくものの……

いつしかそれは夜ごとの逢瀬へとすり替わっていく……

そんな乱れた二人の営みを……円らな瞳が……見つめている……