《超神傳說 虛月童子》
『超神伝説うろつき童子』(ちょうしんでんせつうろつきどうじ)は、前田俊夫による成人向け漫画、及びそれを原作として制作された各種作品群。
本項では、アダルトアニメ版を中心に解説する。
タイトル名は原作と同じ。
以後ブームとなる触手アダルトアニメの先駆け的作品。
初期三部作は漫画版をほぼ忠実にアニメ化しているが、完結後に制作された『魔胎伝』以降は、初期三部作の途中から分岐させてアニメ独自にその後の世界を描いた、スピンオフシリーズである。
企画と監修には、SFアニメ『宇宙戦艦ヤマト』シリーズを築いた西崎義展と山本暎一が参加。
キャラクターデザインをはじめとする作画スタッフには、ロボットアニメ『機動戦士Ζガンダム』や『機動戦士ガンダムΖΖ』を支えた面々が多数参加している。
声優陣は天邪鬼役の西村智博やミュンヒハウゼン2世役のデーモン小暮を除いてほぼ非公表だが、企画者の代表的な作品や当時のTVアニメ作品などでよく聞かれる面々が主であり、作画スタッフと共に話題となった。
VHS版発売当時はアダルトアニメに関しての規制が曖昧だったこともあり、21世紀現在では不可能とされる性器の詳細な描写が存在する。
また、特に初期三部作は一般作品と比べても遜色のないほどのクオリティを誇る。
全編を通して描かれるグロテスクなシーンは元より、『超神誕生編』では魔人による明美凌辱、驚異的な力を得た尾崎と彼の取り巻きの少女3人による4P、覚醒しかけた南雲による看護婦強姦、『超神呪殺篇』では魔人の力を手に入れた仁木による女不良達凌辱、下等魔物による恵凌辱、そして『完結地獄篇』では完全覚醒を始めた南雲に凄まじい快感を与えられながら上り詰めていく明美と、アダルトアニメとしての見所も、枚挙に暇が無い。
そういった見せ場では平常時以上に力が入る作画(破壊神への覚醒と共に変貌を遂げていく南雲は元より、普通の人間である明美ですら頭身やプロポーションがより大人びたものと化す)も、後年に渡って高評される元となった。
スピンオフシリーズは『未来篇』以降にシナリオの迷走が始まり、制作会社の諸事情も重なって『完結篇1』で打ち切りとなったが、その後年には初期三部作のリメイク版『THE UROTSUKI』(ジ・ウロツキ)が制作された。
ただし、ほとんどのスタッフやキャストは一新されている。