《偶像候補生》

全国より出生率の高い地域から選考された学園のひとつ、そこから静香・圭・亜美の3人が選抜され、アイドルユニットを結成することになった。

しかし、ユニットとして活躍するには自らの性（生）力を高める必要があるのだが、男性経験の無い彼女らはアイドルとしては不完全である。

「男を知る」ことが彼女らの最初の責務であり、急務であった。

各自、政府が用意した部屋で性行為は行われるのであったが、それは全国の政府要人（視聴者）にモニターされ、品定めをされる、つまり選抜選挙の場でもあった。

選抜選挙とはユニットのセンターを決定すると同時に、より重要な選抜計画に基づくものであった──