《世界名作劇場·完結版 佩琳物語》
父を亡くした少女ペリーヌは、母とともに、父の故郷フランスを目指して旅をする。
道半ばで母も亡くなり、一人ぼっちになったペリーヌは、会ったことのない祖父のもとを目指すが…。
「家なき子」で知られるエクトル・マロの原作のアニメ化。
1978年の1月1日に放送開始、12月31日に最終回。
全53回という、「世界名作劇場」シリーズ上もっとも長い作品である。
物語の前半は、ペリーヌの旅が描かれる。
さまざまな人との出会い、そして別れ。
やがてペリーヌは、祖父の住むマロクールの村にたどり着くが、自分のことを名乗れないまま、祖父の経営する工場で働き始める。
やがてその英語力を買われて祖父の秘書に抜擢されたペリーヌは祖父に近づけたことを喜ぶが、祖父は母を激しく憎んでいた…。
「世界名作劇場」シリーズに少女が主人公の話は多いが、この主人公・ペリーヌは、他の少女たちほど無邪気ではない。
とは言えもちろん陰気なわけでもなく、つらい境遇を淡々と受け入れ、そしてその聡明さと意志の強さで運命を切り開いていく。
シリーズ中随一と言ってよい、現代的なヒロイン像だ。
絵柄もシンプルながら、それぞれのキャラクターの特徴をしっかり伝えていて魅力的。
「世界名作劇場」シリーズ初期の佳作である。
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