《棒球大聯盟 第二季》
三船東中學的棒球隊無論是對學校或者對其它社團而言都是大麻煩,因為球隊不僅荒廢練習,社團辦公室更淪為遊樂的地方,原來就是山根,牟田和及川三人霸佔球隊名額,但其實從不練球,只圖有社辦方便蹺課時窩一窩,以致球隊面臨被解散廢社的危機,小森努力想要說服他們,卻只遭到無情的欺侮,就在此時,一個熟悉的人物出現了,原來就是當初不告而別的吾郎,然而他卻表示不再打棒球了,過去那麼熱愛棒球的吾郎,竟然也不打棒球了……。
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第1話 帰ってきた…
プロ野球選手の父・茂野の移籍で、三船町へ帰ってきた吾郎。三船東中學校へ転校早々、野球部の不良部員・牟田、及川から至近距離でノックを受けていた友人・小森を助ける。また一緒に野球ができると再會を喜ぶ小森に、吾郎はなぜか「サッカー部に入る」と告げる。サッカー部主將の沢村は、4年前に吾郎が何も言わずに転校したことで「清水が激怒(げきど)していた」と吾郎に教える。そこへたまたま、清水が通りかかり…。一方、不良のリーダー・山根は、野球部を追い出されて不満の牟田、及川に、「オレに考えがある」と言う。
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第2話 夢はひとつ!
不良たちがいなくなった野球部だが、以前の野球部員たちがひとりも戻ってこない。山根たちがじゃまをしていることに気づく小森。さらに、チームメイトの大林まで、牟田、及川におどされてしまう。助けを求めてきた大林に、吾郎は「野球が好きなら簡単にあきらめるな」と言う。勇気を出して、小森と2人で新入部員の勧誘(かんゆう)を始める大林。新1年生の入部希望者も現れて喜んでいる2人のところへ、突然、清水が「部室が大変だ!」と駆け込んできた…。
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第3話 野球部 始動!
吾郎が右肩をこわした後の努力を聞いて、自分ももう一度がんばってみようと野球部に戻った山根。メンバーが足りないため牟田と及川も加わって、新生・三船東中野球部がスタート! 最初はいやいや練習をしていた牟田、及川も、少しずつ、野球の楽しさを知り始める。1週間後の朝、ランニング中に偶然、清水と出會った吾郎。2人は、野球部が強豪の三船西中と交流試合をすることを知り、心配してグラウンドへ様子を見に行くが…。
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第4話 ライバル再會
チーム全員のがんばりで、三船西中との交流試合に勝った野球部。吾郎も正式に野球部に加わり、夏の大會に向けて練習の日々。そんな中、清水が練習試合をしたらどうかと提案する。さっそく、試合を申し込みに行った友ノ浦中で、「忙しいから」とすげなく斷られ、怒った吾郎は、友ノ浦中野球部のキャプテンに「勝負しろ!」とどなり込む。そのキャプテンとは…幼なじみの壽也だった! 吾郎の勝負を受けても、餘裕を見せる壽也。三船西中戦を見た壽也は、吾郎の球に致命的(ちめいてき)な欠點があることに気づいていたのだ。
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第5話 壽也的過去
夏の地區大會1回戦。吾郎が試合に遅れたため、対戦相手に先制(せんせい)された三船東中。そこへ現れた吾郎は、超スローボールで相手バッターを打ち取る。小森はスローボールが特訓(とっくん)の成果だとみぬくが、山根は練習を勝手に休んだ吾郎を「チームワークがない」と責める。だが、吾郎は、チームワークは「なれ合いではない」と言い返す。吾郎の言葉を聞いて、本當のチームワークを取り戻す選手たち。…試合のあと、友ノ浦中の試合を偵察(ていさつ)に行った吾郎は、思いがけない人物に出會い、壽也の過去の秘密を知る。
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第6話 球探的陰謀
地區大會2回戦。対戦相手の青武館中は、クリーンナップの3人がシニアリーグの試合をかけ持ちしていて、三船東との試合に遅れてやってくる。楽勝と思っていた試合が、4回2アウトまでパーフェクトに抑えられていることに驚く3人。その3人も、吾郎に完全に抑えられてしまう。吾郎は、1週間でキレのある速球を仕上げていたのだ。青武館の3人を見に來た海堂高校のスカウト・大貫は、吾郎の投球にほれ込む。海堂の特待生に選びたいと告げるが、吾郎は「強豪校に入ると、一流の選手と戦えない」とあっさり斷る。あきらめきれない大貫は、吾郎が壽也をライバル視していることを知り、ある策略を思いつく。
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第7話 強敵!友之浦
壽也から「試合で負けたほうが海堂高校をあきらめる」と、賭けをもちかけられた吾郎。三船東と友ノ浦との決戦が、ついにはじまる。初回、3番を敬遠してあえて壽也と勝負し、打ち取る吾郎。逆に壽也は、吾郎を敬遠するかに見せかけて、無理に打ってきた吾郎を凡打に抑える。互いにヒートアップする2人。4回表、意表をつくセーフティバントを成功させた壽也は、大膽なリードで吾郎を挑発し、牽制球の暴投を引き出す。激情にかられた吾郎は、さらに大きなミスをしてしまう。それでもなお壽也を意識し続ける吾郎を見た小森が、突然、吾郎にボールを投げつける!
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第8話 為了什麼...
吾郎が無心でホームランを打ったことにショックを受ける壽也。動揺から、山根にも連続ホームランを打たれてしまう。友ノ浦ナインは壽也につなぐため、ランナーをためるチームプレイに徹する。それを見た壽也は、自分が海堂への進學や吾郎との勝負にばかりこだわって、ただ純粋に「投げて、打って、走る」こと、野球を楽しむ気持ちを忘れていたと気づく。再び逆転された三船東。6回裡のチャンスも、壽也の巧みなリードで、小森と吾郎が打ち取られてしまう。そして…最終回2アウトから、「秘密兵器」牟田が代打に出る。
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第9話 熱闘の果てに
友ノ浦中の2番手ピッチャーは、壽也! 予想以上の速球を投げる壽也に、なすすべのない三船東のバッター・宮本。「何もしないで負けるのはなしだ」という吾郎のはげましを受けた宮本は、ラストボールで思い切りバットを振りぬき、それが意外な結果をもたらす。逆に追いつめられた壽也は、吾郎との直接対決を選ぶ。だが、吾郎はここまで壽也がピッチャーをやらなかった理由を見抜いていた。熱闘、ついに決著へ…。
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第10話 新的決意
海堂付屬中のエース・眉村の圧倒的な実力の前に完敗した吾郎は、海堂高校を受験して、野球部へ入る決意をする。「2人で海堂を乗っ取ろうぜ」と、吾郎は壽也にも海堂を受験するよう誘うが、祖父母に學費の負擔をかけたくない壽也はかたくなに拒絶する。だが、壽也の本音を知った祖父母は、「お前のことに真剣になってくれる友だちと、海堂へ行きなさい」と諭(さと)すのだった。そんな夏休みのある日、吾郎たちは、清水たちソフト部員と一緒に海水浴へ出かける。目標に向けて再び走り出した吾郎を見て、清水や小森もまた、それぞれ決意を新たにする…。
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第11話 海堂への狹き門
ついに海堂高校の入學実技試験が始まった! 張り切る吾郎、冷靜な壽也、今ひとつ自信のない小森、三者三様だ。1次テストは「サバイバルランニング」。週迴遅れになった者は失格だ。小森は、トップランナー・多岐川(たきがわ)に追い抜かれそうになるが、吾郎のはげましも受けて、走り抜く。2次テストもなんとかクリアした3人。3次テストは1対1のハンドボールPK戦。吾郎の対戦相手は多岐川。ランニングでの吾郎とのいさかいを根に持つ多岐川は、ライバル心むき出しで挑んでくるが…。次にテストを受けるのは壽也。その対戦相手は、なんと小森だった!!
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第12話 海堂への切符
実技試験の最終テストは、5人1組による4チームのトーナメント戦。壽也と同じAチームになり喜ぶ吾郎だが、無名の軟式出身だと他のメンバーに見くびられて、外野を守ることに。対戦相手Dチームの新見は、Aチームのピッチャー・寺門の元チームメイト。寺門の弱點を知り盡くした新見の作戦に翻弄(ほんろう)され、先制されるAチーム。その中で、吾郎と壽也が見せた野球センスが、他のメンバーの先入観をくつがえし、信頼が芽ばえる。5人のチームプレイで、Dチームを下した吾郎たちだが、決勝の相手は予想外のCチーム。高速スライダーが武器のピッチャー・香取と、強打者・唐沢のコンビが、吾郎たちの前に立ちはだかる。
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第13話 再見.喔
吾郎と壽也は、ともに海堂高校の実技試験を透過した。だが、海堂へ入學するためには、このあと學科試験に合格しなければならない。壽也の助けを受けるものの、慣れない勉強に苦しみ、くじけそうになる吾郎。試験當日、トラブルで遅刻してしまった吾郎は、すっかり意気消沈。午後の面接に最後の望みをかけるが…。同じころ、海堂高校普通科を受験した清水も、面接にのぞんでいた。だが、そこで面接官から聞いた思いがけない事実が、清水を悩ませる。
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第14話 夢を見る島
海堂高校に合格し、晴れて野球部員となった吾郎と壽也。新入部員たちはみな、小さな島にある野球部の養成所へ行くことに。島で待っていたのは、監督・周防とコーチ・乾(いぬい)の2人だった。彼らは吾郎たちに、この島が「なぜ“夢島”と呼ばれるのか」、その理由を語る。そして、厳しいトレーニングが始まった。乾の指導に反発する選手たちとは対照的に、吾郎はなかば楽しみながらトレーニングを続ける。吾郎の資質を認めた乾に対して、周防は「ペースを亂すやつは海堂に不要だ」と言い放つ。
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第15話 ピッチャーの條件
夢島に來て3か月。吾郎をはじめ、選手たちはみなたくましく成長していた。そんな彼らに、今後のポジションを決める適性テストを行うと告げる周防監督と乾コーチ。最初はピッチャーの試験。バッターをつとめるのは乾。ピッチャー志望者たちがみんな簡単に打たれる中、その乾から三振を取った吾郎。だが周防は、吾郎に「ピッチャー失格」を告げる。海堂高校のマニュアル野球には、吾郎のようなタイプのピッチャーは不要だ、というのだ。ショックを受けた吾郎に、乾は「海堂をやめて他校へ行け」とすすめる…。
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第16話 天然野球小僧
外野手として練習するかたわら、壽也の協力でひそかにピッチャーの訓練も続けてきた吾郎。ついに、夢島を出て二軍に合流できるかどうかを決める修了検定の日がやってきた。検定は紅白戦形式。相変わらず自由奔放にプレーする吾郎。マニュアルどおりの野球を要求する周防監督の評価は、當然ながら低い。そこへ突然、海堂を辭めたはずの大貫が現れる。海堂野球部での吾郎の成長ぶりを見屆けに來たのだ。外野を守っている吾郎を見て驚く大貫に、「あいつだけは合格させるわけにはいかんな」と斷言する周防。だが、大貫が預かってきた海堂野球部総監督の書狀が、吾郎の運命を変える…。
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第17話 つかの間の夏休み
修了検定に合格するため、周防監督から「相手チームの9人をパーフェクトに抑える」という條件を課された吾郎。しかし、この數ヵ月の吾郎の成長はまわりの想像を超えていた。140kmを超える速球を、バッターは誰も打つことができない。最後のバッター・壽也も三振に取り、吾郎は見事に結果を出す。自らキャッチャーとして吾郎のボールを受けた周防も、その力を認め、夢島から送り出す。夏休み中でいったん自宅に戻った吾郎だが、なぜか自宅には誰もいない。そこへ茂野から電話がかかってきた。桃子が入院したという。驚いた吾郎が病院へ駆けつけてみると…。
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第18話 不愉快な野球
1年生の特待生チームと歓迎試合をすることになった吾郎たち。だが、二軍監督・靜香が指名した夢島組の先発ピッチャーは、丸山! やむなくベンチで観戦する吾郎。1回表、特待生チームは三者凡退し、その裡、夢島組は、連打で3點を先制する。特待生の実力を「かいかぶり過ぎたか?」と思う吾郎だが、4番の壽也が打席に立ったとき、真相が明らかに。…特待生たちは、この回に限り、簡単に打てる球を投げるサービスをしていたのだ。なめられていると知り、怒る夢島組の選手たち。2回表、いきなりホームランを三連打して同點に追いつく特待生チーム。しかし、これはハンデを返すため、壽也がわざと打たせたのだった。「ここからは簡単に打たせない」と宣言する壽也だが…。
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第19話 特待生の実力
夢島組みんなの期待を受けて、マウンドに上がった吾郎。ここまで止まらぬ勢いで連打していた特待生チームだが、吾郎のストレートに連続三振!3回裡、今度は夢島組の反撃が始まった。壽也が満塁ホームランを打ち、ピッチャー・渡嘉敷から4點を奪う。そこへ3人の特待生、眉村、市原、阿久津が遅れてやって來た。眉村に気づいた吾郎は「俺と投げ合え」と挑発するが、眉村は冷ややかに「“野手の”渡嘉敷を打ち崩してからの話だ」と言い放つ。とことんなめられていたと気づいた夢島組。ナインはみな奮起して、ついに渡嘉敷をノックアウト、ピッチャーを交代させる。2番手で登板した阿久津、その決め球とは…!?
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第20話 吾郎vsマニュアル野球
阿久津の決め球・ナックルボールを攻略するため、壽也はファールで粘ってナックルを連投させる作戦に出た。決め球にこだわる阿久津から、甘く入ったナックルを場外へ運ぶ壽也。二軍監督・靜香は、阿久津に退部を言い渡す。吾郎は、マニュアルを無視してまで勝負にこだわった阿久津をかばい、「この試合で點を取られたら、自分も海堂を辭める」と宣言してしまう。マニュアルどおり攻める特待生チームに、わざとバントをさせたりする吾郎。だが、3番・薬師寺までが意表を突くスクイズを試みた。「真っ向勝負する気はないのか」と怒る吾郎に、「これが海堂の野球だ」と譲らない薬師寺。それを聞いた吾郎は、“右手で”打ってくれと言わんばかりの山なりボールを投げる…!
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第21話 君と一緒に
特待生チームをノーヒットに抑えてきた吾郎。1點差のまま9回裡、夢島組の最後の攻撃も2アウトランナーなし。「みんなよくやったよ」と言う國分に、「みんな必死なのに、お気楽にまとめるな」と怒る吾郎。その國分が最後の代打に指名される。吾郎に「僕だってこの試合勝ちたいさ!」と告げてから打席に立つ國分。吾郎は、國分を素直に激勵する。國分の打球は…起死回生の同點ホームラン! 吾郎も三塁打で続き、夢島組は一転、さよならのチャンスを迎える。そのとき、靜香のアナウンスがついに「ピッチャー・眉村」を告げた。…眉村の実力は桁外れだった。バントの名手・草野をスリーバント失敗に抑え、試合は延長戦へ。10回表、今度はその眉村が打席に立ち、吾郎との勝負にのぞむ。
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第22話 海堂の秘密
「あなたを海堂野球部に置いてはおけない」と、吾郎に退部をすすめる二軍監督・靜香。そのことばの裡には、20年前のある事件があった。海堂でマニュアル野球が絶対の掟となった、その重い理由を知ってしまった壽也は、マニュアルに従うしかないかもしれないと考える。だが吾郎は、「ますますマニュアル野球に負けるわけにはいかなくなった」と、壽也に決意を告げる。翌朝、吾郎の姿が寮から消えていた。靜香の父である野球部総監督に直訴に行ったのではないかと、靜香たちは後を追う。そのころ、総監督に面會を求める吾郎を追い返そうとしていたチーフマネージャー・江頭は、吾郎の名を知ったとたんに態度を変え、吾郎を練習場へと連れて行く…。
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第23話 江頭の思惑
吾郎を追いかけて高校に到著した靜香たちに、チーフマネージャー・江頭は「吾郎の退部は取り消した」と告げる。江頭は、悲劇のスラッガー・本田茂治を父に持ち、みずからも右肩の故障からカムバックした吾郎を甲子園のスターに育て、海堂高校イメージアップのための広告塔に使おうと考えていたのだ。江頭の思惑を知った壽也は、吾郎は海堂を辭めたほうがいいのかもしれない、と迷い出す。だが當の吾郎は、逆に「海堂の一軍を倒してから、海堂を出て行く」と宣言する。そう言ってはみたものの、一軍の4番・千石に簡単に打たれて自信を失っていた吾郎に、トレーナー・泰造が「あんたのまっすぐはまだまだ速くなる」と練習への協力を申し出る…。
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第24話 一軍への挑戦
吾郎・高校2年生の春、桃子が女の子を無事出産する。病院からの帰り、吾郎は父・茂野をキャッチボールに誘う。キャッチボールをしながら、自分の決意を茂野に告げる吾郎。そして6月、ついに一軍との壯行試合の日がやってきた。吾郎の成長ぶりを確かめたいと言うチーフマネージャー・江頭に、靜香は「茂野君の先発は半年前から決まっていた」と言い返す。試合直前、壽也は靜香に「この試合には出たくない」と願い出る。理由を聞く靜香に、「この試合には関わり合いになりたくないのだ」としか言わない壽也。試合が始まった。成長した吾郎の豪速球に驚愕する江頭。1番バッターが三振するのを見屆けた江頭は「合格だ」と吾郎を交代させようとするが、それを無視した靜香が吾郎に続投を命じる…。
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第25話 自分の足で
一軍との壯行試合。6回までパーフェクトピッチングを続けている吾郎。だが、さすがに球速が落ちてきた。その裡の吾郎の打席。センターが打球をエラーし、それを見て3塁をねらった吾郎は、カバーしたレフトの送球でアウトになる。海堂らしくない守備の亂れを見て、吾郎のスタミナを奪う意図を感じる靜香たち。7回表。吾郎は初ヒットを打たれる。四死球を続けてしまい、ノーアウト満塁になったところで、4番・千石が打席へ。その初球があわやスタンド入りのファールになったのを見た吾郎は、逃げ腰のピッチングになってしまう。そのとき、壽也がマウンドへ行き、初めて自分の正直な気持ちを吾郎に告げる。壽也のアドバイスで、なんとかピンチをしのいだ吾郎。ベンチに戻った吾郎は壽也に、なぜ自分が海堂を出て行くのか、その理由を語る…。
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第26話 あばよ!
壽也のホームランで同點に追いついた吾郎たち二軍チーム。一軍のピッチャーはエース・榎本に交代する。だが次の8回表、渡嘉敷や大場たち特待生が守備につくことを拒否する。吾郎の勝手な勝負に、なぜ自分たちがつきあわなければならないのか、というのだ。靜香が命令しても聞かない特待生たちに代わり、夢島組の三宅たちが名乗り出てそれぞれ守備につく。特待生でもひとり薬師寺だけは、グラウンドへ出て行く。慣れないポジションについた夢島組は、吾郎を助けようとしてかえってエラーを連発。寺門の奮闘はあったが、再び1點をリードされる。8回裡の二軍の攻撃は、榎本の変幻自在の投球の前に手が出ないまま。そのとき、眉村がバットを持って立ち上がった!