《機器人嘉年華》
荒蕪窮困的沙漠村落,一幢標著“機器人嘉年華”的龐然大物突然出現,絢爛的煙火和奮進的音樂伴隨著陣陣歡呼聲,共同展開了對人類的殺戮;《弗蘭肯德齒車》電閃雷鳴,風雨交加,陰森古堡,瘋狂的科學家制造的機器人即將甦醒,但是意外突然發生;《DEPRIVE》入侵的外星機器人虜走了可愛的小女孩,她的機器人夥伴發誓闖入敵營救出女孩;《PRESENCE》他擁有富足的生活,卻忍受著壓抑的婚姻,於是渴望造出一個完全聽命於自己的機器人少女;《星光天使》遊樂場內,突然失戀的女孩被拾到項鍊的機器人帶入虛擬世界玩耍,經歷了前所未有的大冒險;《雲》一個機器人少年獨自行走,身邊的雲朵變化萬千,如夢如幻;《明治文明奇譚—紅毛人來襲捲》一個瘋狂的西洋科學家操縱者機器人登陸明治時期的日本,日本年輕人則造了一個木桶機器人迎戰;《庭鳥男與紅腦袋》醉酒男子無意中闖入機器人統治的街區,他將經歷驚險恐怖的一夜。
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第1話 Opening・Ending
オープニング、エンディングは、大友克洋が絵コンテを担当。『金の鳥』『迷宮物語』やゲーム『ポポロクロイス物語』で知られる福島敦子がキャラクターデザインとして原画を担当するという形で制作された。タイトルロゴが、家々を破壊しながら走っていくというアイデアの秀逸さ、ダイナミックさが、ちょっとブラックな味付けと、大友作品らしい魅力に溢れたフィルムとなっている。福島敦子のリアルタッチでありつつ、遊び心も持った作画も実に素晴らしい。<メインスタッフ> / 監督・シナリオ・絵コンテ:大友克洋 / キャラクターデザイン・原画:福島敦子 / 美術:山本二三 / 効果:佐藤一俊
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第2話 弗蘭肯的齒輪
『フランケンの歯車』は、ケン・イシイやGLAYのミュージッククリップ等の仕事で、各方面からの注目を集めている森本晃司の初監督作品。世界征服を企むマッドサイエンティストの老人が、野望のためにロボットを作り上げる老人の夢は叶うのだろうか? 内容に関しては、ロボットが立ち上がる様子をじっくり描くという実にシンプルなものであるが、ディテールへのこだわり、凝った映像処理等の画的な魅力によって、見応えのあるフィルムに仕上がっている。レトロなムードも楽しい。<メインスタッフ> / 監督・シナリオ・キャラクターデザイン:森本晃司 / 美術:池畑祐治 / 効果:佐藤一俊
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第3話 DEPRIVE
『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』等の往年のタツノコ作品を彷彿させる、肉弾アクション主体の、正統派のヒーローアニメである。作業用ロボットだったツ・ムジは、捕らわれた少女を奪い返すため自らを戦闘ロボットへと改造し、悪の本拠地に挑む。アメコミ風の敵のボス、カムラ・トルーのデザインは大森英敏の師匠にあたる湖川友謙が担当。他のメカデザイン等も、一部、当時のビーボォーのメンバーが手伝っている。<メインスタッフ> / 監督・シナリオ・キャラクターデザイン:大森英敏 / 美術:松本健治 / 効果:佐々木純一(アニメサウンドプロダクション)
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第4話 Presence
「プレゼンス」は、リアルかつ繊密な作画でアニメファンに知られる、梅津泰臣の初監督作品である。「映画的」である事を意識した作品であり、全編にそこはかとない寂寥感が漂う。画的なこだわりもかなりのもので、一部のカットの描き込みは究極的なレベルに達している。1コマ、2コマ撮りを多用したキャラクターの演技もかなりの見応え。ちなみにタイトルはレッド・ツェッペリンのアルバムから。主人公の「男」を『ウルトラセブン』のモロボシ・ダン役の森次晃嗣が演じているのも、話題のひとつだ。<メインスタッフ> / 監督・シナリオ・キャラクターデザイン:梅津泰臣 / 美術:山川晃 / 効果:森賢二 / <メインキャスト> / 主人公:森次晃嗣/少女:町田淳子 / おばあさん:花形恵子/娘(結婚後):滝沢久美子 / 娘(結婚前・こども):村田彩/孫(主人公の孫):藤枝成子 / 同僚:梅津秀行/小型メカの声:滝沢久美子
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第5話 星屑天使
思春期の女の子の気持ちを丹念に描いた、おとぎ話風のファンタジックな作品。『機動戦士Zガンダム』や『機動戦士ガンダムZZ』といったハードなロボットアニメに参加していた北爪宏幸が、それとは全く違ったテイストの「ふんわりとした感じの作品を手がけてみたい」と思って作ったのだそうだ。繊細でナイーブなヒロインは、表情や仕草も、なかなか魅力的。作品としては、音楽を重視したミュージッククリップ的なスタイルがとられており、松田聖子の「天使のウィンク」をイメージしていたそうだ。<メインスタッフ> / 監督・シナリオ・キャラクターデザイン:北爪宏幸 / 美術:島崎唯 / 効果:森賢二
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第6話 雲
『金の鳥』『ボビーに首ったけ』等で知られるアニメーターのマオラムドが、かつて自費出版した落書き集「雲と少年」を元にして作り上げたフィルム。絵画のようなビジュアルの、極めて詩的な作品である。 後ろを振り返らずに歩き続けるロボットが、クライマックスで初めて振り返る。それは心を閉ざしていた彼が心を開いたことを表している。様々な形で現れる雲も、少年の心の動きを表現したものなのだそうだ。音楽は、マオラムド自身の指名で、当時21歳だった藤田意作が担当している。<メインスタッフ> / 監督・シナリオ・キャラクターデザイン:マオラムド / 美術:マオラムド / 効果:スワラプロ
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第7話 明治機關人偶文明奇譚〜紅毛人襲來之卷〜
エンターテインメントに徹して作られた漫画映画的な作品。最初に北久保弘之がイメージしていたのは、現代の町に巨大ロボットが現れ、その事によって起きたパニックを、ディテール重視で描いていくという内容の作品だった。だが、他のクリエイターの作品が形になっていく段階で、『ロボット・カーニバル』が「1本の」ビデオ作品としてのバランスが良くないと感じ、物語重視のエンターテインメント性の強い作品に路線変更したのだ。<メインスタッフ> / 監督・シナリオ:北久保弘之 / キャラクターデザイン:貞本義行 / メカニックデザイン:前田真宏 / 美術:佐々木洋 / 効果:佐々木純一 (アニメサウンドプロダクション)<メインキャスト> / 三吉:富山敬/やよい:横山智佐/ふく助:三輪勝恵/伝次郎:塩沢兼人/大丸:西尾徳 / ジャン・ジャック・ヴォーカーソンI世:James・R・Bowers
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第8話 雞男與紅色的頭
舞台は深夜の新宿。魔物達の饗宴を見てしまった酔っぱらいの男は、怪人ニワトリ男に追いかけまわされる事になる。リアルな作画でアニメファンの注目を集めていた、なかむらたかしの初監督作品であり、ある意味で実に彼らしい、動きの魅力やイメージの面白さを追求したフィルムになっている。『ファンタジア』の中の一編「はげ山の一夜」のような、音と映像を組み合わせた作品をイメージしていたのだそうだ。キャラクターや動きに関しては、ディズニーやフライシャー作品の影響が色濃く出ている。<メインスタッフ> / 監督・シナリオ・キャラクターデザイン:なかむらたかし / 美術:沢井裕滋 / 効果:佐々木純一(アニメサウンドプロダクション)