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《∀鋼彈》第32話 神話之王

首播時間:1999-11-19

影片時長:

劇集簡介:

脚 本:太田 愛

絵コンテ:横山彰利

演 出:池端隆史

作画監督:しんぼたくろう、中田栄治

洋上を行くロランとソシエは機械人形のコクピットの中で宇宙服を合わせていた。

二人の楽しい時間は爆撃の音で消し飛んだ。

南アメリア大陸の北部、赤道下にある要衝の地、マニューピチの町。そこはすでにディアナ・カウンターの守備隊に占拠されていた。

ミリシャは機械人形部隊で攻撃をかけるが、町に設置された砲台によって敗退。グエンはウィルゲムの荷粒子砲で砲台ごと町を落とせと命じる。町に住む民も犠牲になるが、強行作戦は敵の戦艦が到着する前の翌日の夜明けに予定された。

その夜、ソシエは人影を見かけ、話を聞こうとあとを追う。しかし、土地の娘(アデスカの娘、マヤリト)は秘密があるのか、ソシエを気絶させて姿を消してしまう。

ソシエを介抱したロランは、小さな足跡から岩穴を見つけ、その中に端座した壮年の男と出会った。

その男アデスカの王、クワウトルはアデスカの民が一斉に見たという、不吉な夢の話をロランたちにするのだった。アデスカの民の神話によれば、遠い昔、北の空が赤く染まったとき、天の巨人と地の巨人が世界の始まりの樹(アデスの樹)をつたって争いを起こし、災厄が広がったという。アデスカの祖先たちは大地の女神を救うためにアデスの樹を切り倒したが、一本の枝が弾けて空へ舞い上がり、その時から、アデスカの民はアデスの枝が再び災いを招かぬように守ってきたという。

ロランはそれが核爆弾の災いを語る伝説だと悟り、災いの元凶となる爆弾を宇宙に捨てるために、アデスの枝に登って天へ行く必要があると王に訴えた。ロランの真剣さをくみ取った王は、ロランにアデスの枝を取らせようと約束する。アデスの枝に向かうには、ディアナ・カウンター守備隊を退けなければならない。守備隊の砲台を爆破するため、シドとジョゼフ、エイムズを伴ったロランと王とマヤリトは、アデスカの民しか知らない地下水路を通って、マニューピチの町へと近づいた。だが、一同の行く手を、アデスカの青年タルカと兵士たちが遮る。ジョゼフとマヤリトは辛くも捕縛を免れるが、ロランと王は捕ってしまった。タルカによるとクワウトルは「逃げた王」だというのだ。話を聞こうとしないタルカに焦るロランたち。巨大砲台の攻撃が始まる夜明けは刻一刻と迫っていた。

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