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《魍魎之匣》第4話 火車の事

首播時間:2008.10.28

影片時長:

劇集簡介:

たった今、見たばかりの加菜子がベッドの上から消えたと知った木場、陽子、石井らは、驚愕した。見張りの警官の話によると、木場らが加菜子を見舞った後、病室から出たのは、美馬坂と須崎だけ。雨宮は、木場、頼子らが到着する前に研究所から出て行ったらしい。木場は、加菜子に関する詳しい事情を明かすよう求めるが、陽子はあっさり拒否。程なく、須崎の他殺死体が、研究所裏の焼却炉の前で発見された。

その頃、関口は、近々発売される自分の短編集について相談するため、出版社『稀譚舎』の編集室に来ていた。担当の編集者たちの話題になっていたのは、関口に作風が似ているらしい若手の作家・久保竣公と、最近、武蔵野周辺で頻発しているバラバラ事件のこと。相模湖で見つかったのとは、全く別人の2本の右腕が、東京の西部で発見されたのだ。

加菜子の駅での事故から1ヶ月ほど後、木場は、管轄外の事件にクビを突っ込んだとの理由で、謹慎処分を受けていた。陽子から、改めて、加菜子を助けて欲しいと頼まれた木場。加菜子が消えた後、須崎が殺され、雨宮まで失踪していた。だが、自宅の下宿に缶詰状態の木場には、何も出来ない。

そんな折、木場の元に、後輩刑事の青木が相談にやって来た。青木が担当しているのは、例の武蔵野バラバラ事件。青木は、このヤマが加菜子の誘拐事件と関係しているのではないか、と考えたのだ。バラバラ事件は、大垂水峠に落ちていた右腕と相模湖で同じ人物の両脚が、共に金属製の匣に入って見つかったのが、発端だった。それ以降の事件は、腕が全て桐の木匣に収められている。青木の話によると、身元の判明した被害者たちには、今のところ関連性が見つからない。しかし、被害者の周辺で、黒い服を着た黒手袋の男がいた、との目撃情報があった。

まもなく、昔の陽子を知る映画監督の川島を訪ねた木場は、陽子が誰かに強請られているとの噂が流れた直後、引退していたと知った。そして、美馬坂が、戦時中、フランケンシュタインのような死なない兵隊を作る研究をしていたことも明らかになった。

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