《吉爾伽美什》第19話
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劇集簡介:
ホテル・プロヴィデンス内の紀世子と竜也の部屋。竜也が夢にうなされている。目覚めて部屋を出て紀世子を捜す。ロビーのピアノの下に紀世子がうずくまっている。隣にもぐり込む竜也。「前はこうやって肩を寄せ合って眠ってたね…」想い出にひたる二人。風祭邸。ベッドには風祭と、紀世子の同僚・木村圭子が…そこに突然現れる人影。イサムだ。そして風子に透。風祭にオルガの事、デュナミスの事を聞きに来たのだった。それに答えてやる風祭。「…」風祭から話を聞いてかなりの精神的な衝撃を受け、呆然とする三人。抜け殻のように立ち上がり、帰っていく…ピアノの下で目覚める竜也。紀世子はまだ眠っている。玄関を出ると前庭にイサム達が立っている。風祭から教えられたことを話すイサム…あの時代…ヘヴンズゲートでは大きな危険をはらんだ実験が多数行われていた。もし、事故が起こった時には身の安全が保障されない。そのため、科学者達のクローン胚がバックアップとして保存されていた。そのクローン胚を管理する機関がオルガ。そんなある時、同所にある洞窟、デルフュス内部に未知の生命体が誕生しているのが確認された。ロットナンバーがT-e-Arだった為に、その生命体はティアと呼ばれた。調査の結果、ティアが発する光がヘヴウンズゲート全体を汚染していることが判明し、ヘヴウンズゲートの閉鎖が決まった。その数日後にXXが起こったのだ。そのドサクサでいろんな資産が闇市場に流出し、その中で一番高値で取引されたのがデザイナーチャイルドである科学者達のオルガのクローン胚だった。それを使って誕生した子供には一様にデュナミスという特殊能力が身に付いていた。彼らはオルガ・シューピアリアと呼ばれるようになった。流出した胚は…運のいいものは人に生んで貰えただろうが、多くのものは…落ち込む三人。「円はいいよ。お母さんに生んでもらったんだから…ひょっとしたらあたしたち…」泣き出す風子。その時、突然ブラッタリア兵がホテルに押し込み、紀世子に襲いかかる。